第8回カンファレンス(1/22開催)の開催レポートを公開しました!

【産保PC第8回(2018年度 第4回)レポート】特別編 健康経営の視点での産業保健活動~多職種連携の強化を目指す~

 1月22日、2018年度の締めくくりとなる第8回産業保健プロフェッショナルカンファレンス(主催:保健指導リソースガイド、提供:ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社)が、東京都港区の伊藤忠商事株式会社で開催されました。

 今回の産業保健プロフェッショナルカンファレンス(以下、産保PC)は、発足から2年目である2018年度最後の回ということで、特別編を企画。若手産業保健師の活動に欠かせない「健康経営の視点」を主題とし、通常の産保PCよりも難易度の少し高い内容となりました。

 テーマは、「健康経営の視点での産業保健活動~多職種連携の強化を目指す~」です。

 講師は、亀ヶ谷律子さん(HSプランニング代表、保健師)と、村田陽子さん(有)ビーイングサポート・マナ代表、保健師)。カンファレンスの前半は亀ヶ谷保健師による講義「健康経営の中での保健師の役割の理解」、後半は村田保健師の演習「健康経営の視点での日々の産業保健活動」の2部構成で行われました。

 前半は座学、後半はアクティビティやグループディスカッションが中心で、参加者の集中力を途切れさせないメリハリのある展開となっています。

 また、カンファレンス後には懇親会(希望者のみ参加)も開催。気軽に飲食をしながら仲間づくりの場として活用いただき、若手産業保健師同士の会話に花が咲きました。

ほどよい緊張感のあるカンファレンス会場。参加者の皆さんの学びへの前向きな姿勢が印象的です。

健康経営の基礎知識と保健師の役割

 第8回産保PCの前半は亀ヶ谷保健師による講義「健康経営の中での保健師の役割の理解」です。

 『「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます。』

 経済産業省は、国が推進する健康経営を上記のように定義しています(経済産業省ウェブサイトより)。

 亀ヶ谷保健師は、このような基礎知識から始まり、健康経営銘柄等の周辺情報や健康経営を国が推進する背景、さらにこれらを踏まえた産業保健師の役割や重要性を、事例等をふんだんに盛り込んだ密度の濃い講義で参加者に伝えました。

 産業保健師は、国が健康経営を推進する以前から、経済産業省が定める健康経営優良法人の認定要件を満たす活動を行ってきました。その根底にあるのは、法令順守とリスクマネジメント。今後はさらに、時代とともに変わりゆくさまざまな健康課題を視野に入れて活動していくことが肝要です。

 「健康経営に関する取り組みのどれを行うにしても、一人で遂行できることは少ないです。ですから、誰とチームを組むのか、自分でどこまでやるか、仲間にどこまでやってもらうか、これを計画する必要があります」と、多職種と連携することの重要性を強調し、後半の演習につなげる形で講義を締めくくりました。

健康経営の実践を成功させるチームづくり

アクティビティの様子。笑顔があふれ、参加者間の距離が縮まります。

 後半は村田保健師の演習、「健康経営の視点での日々の産業保健活動」です。健康経営の取り組みを成功させることのできるチーム作りには何が大切か、グループアクティビティやグループディスカッションで体感を通して学びました。

 「健康経営を進めていく時、一人で頑張るのでは無くて、どんなチームが必要か、どんなメンバーがいるのか、どんな人とこれをやっていけばいいのかということを考えて、あの先輩に相談しようとか、組織の外からこんなことも取り入れようとか、さまざまな人たちを巻き込んで、働きやすい職場を作っていくことが大切です。そんなリーダーに、時には影のリーダーになって進めていけるようになっていただければいいなと思っております」と、村田保健師は参加者にメッセージを送ります。
 
 演習で参加者同士の距離が縮まり明るいムードで終わったカンファレンスの後は、懇親会です!多くの希望者が参加し、飲食を楽しみながら日頃の業務の話し等で会話が弾みました。

【今後の産保PC~2年目の締めくくりと来年度のお知らせ~】

 2018年度の産保PCも盛況のなか、締めくくることができました。参加者、関係各社の皆様、ありがとうございました。

 2019年度、産保PCは3年目を迎えます。充実したカンファレンスをご提供できるよう、準備を進めております。詳細は産保PCウェブサイトにて告知を致しますので、お楽しみに!



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