第6回カンファレンス(10/23開催)の開催レポートを公開しました!

【産保PC第6回(2018年度 第2回)レポート】メンタルヘルス

 10月23日、産業保健プロフェッショナルカンファレンス(主催:保健指導リソースガイド)の第6回(2018年度 第2回)が、東京都千代田区の伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 霞が関オフィスで開催されました。

 今回は、事業所、健康保険組合、健診機関勤務の34歳以下で産業保健経験7年未満の保健師45名が参加。回を追うごとに参加人数が増え、主催、協賛社(ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社)ともに、若い世代の産業保健師の方々の勉強熱心な姿と、大きくなっていく仲間の輪に感銘を受けています。

今回も多くの方々にご参加いただきました!

 今回のテーマは「メンタルヘルス」。講師はこれまでと同じく村田陽子さん(有)ビーイングサポート・マナ代表、保健師)、亀ヶ谷律子さん(HSプランニング代表、保健師)をお迎えし、密度の濃い内容で参加者の満足度が非常に高いカンファレンスとなりました。

メンタルヘルスとは?

 メンタルヘルスと聞くと、一般の人はうつ病を思い浮かべることが多いのではないでしょうか。どちらかというとネガティブなイメージで捉えられがちなメンタルヘルスについて、村田保健師はこう説明しました。

 「メンタルヘルスとはうつ病等の疾病対策のみではなく、心の健康づくりのことです。心も風邪をひくことがあります。不調から自然に回復する力をつけることが大切です。」

今回は参加者の皆さんに、厚生労働省発行の「職場における心の健康づくり~労働者の心の健康の保持増進のための指針~」を印刷してお持ちいただきました。

メンタルヘルス事業における産業保健師の役割

 企業におけるメンタルヘルス事業は、心の健康づくり事業のこと。この事業に携わる産業保健師の役割とはどのようなものなのでしょうか。

 「産業保健師の役割は、心が健康な職員を増やすお手伝いをすることです。心にゆとりがある健康な人たちが職場に増えると、仕事の生産性も上がります。これが健康経営につながるのです」と村田保健師は解説しました。

メンタルヘルス事業の進め方

 企業におけるメンタルヘルスの本質を学んだあとは、各種資料をもとにした具体的な事業の進め方のレクチャーです。

 一次予防から三次予防の基本知識や、ストレスチェック、仕事のストレス判定図の見方等を学びました。

ストレス判定図をもとにディスカッション

ストレスチェックはメンタルヘルス事業の一工程

 企業のメンタルヘルス事業におけるストレスチェックの位置づけと、この事業に取り組む産業保健師の姿勢について村田保健師は、「ストレスチェックは、アンケートを行って終わりの事業所が多くありますが、アンケートを行うことが目的ではありません。結果を分析することで、職場の現状が分かってきます。その後の職場巡視で現状の詳細を把握し、より働きやすい職場にしていくための事業をPDCAで回していくことが重要です。

 大切なのは、誰に対し何のためにやっているのかということ。ゴールは『心の健康づくり』ということを常に意識していましょう」と述べ、講義をまとめました。

 次回、第7回カンファレンスのテーマは「職場巡視」。ストレスチェックのその後の対応についても盛り込まれます。ぜひご参加ください!

【今後の産保PC】

・2018年度第3回 「職場巡視」:2018.12.4(火)18:30~20:30
・2018年度第4回 特別編「(仮)健康経営の視点の産業保健活動」:
 2019.1.22(火)15:30~(予定)




 開催場所等の詳細は決定次第、産保PCのWEBページ(https://pcoh.jp/)にて告知をします。また、参加申し込みをされた方々には、開催前に事前アンケートにご協力をいただいております。今後の産保PCの内容充実のために活用させていただきますので、ご協力いただけますと幸いです。

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