第2回カンファレンス(9月5日開催)の開催レポートを公開しました!

「保健指導の基本姿勢」 保健指導を受ける立場になり対象者に寄り添える産業保健師に【産保PC第2回レポート】

産業保健プロフェッショナルカンファレンスの第2回開催が、9月5日に都内で実施されました。今回のテーマは「保健指導の基本姿勢」とし、”どんな保健指導をしているか?” ”これからどんな保健指導をしたいか?” を対象者の立場になって考えるなど、保健指導をはじめとする普段の業務への心構えをアドバイザー保健師からの話題提供やグループワークによって視点の拡大・思考の展開を行いました。

産業保健プロフェッショナルカンファレンスは、若手の産業保健師が将来へ向けキャリアアップするために必要な知識や考え方、技術を習得できる場を提供するプロジェクトです。保健指導リソースガイドが主催し、ウェルネス・コミュニケーションズ(株)と協力し発足させました。

第2回開催となる今回は、都内やその近郊の事業所や健康保険組合、健診機関に勤める20代の産業保健師21名が参加しました。今回は、新たに冨山紀代美さん(デパート健康保険組合、保健師)が加わり、前回と同じく村田陽子さん((有)ビーイングサポート・マナ代表、保健師)、亀ヶ谷律子さん(HSプランニング代表、保健師)の3名にサポートいただきました。

対象者に寄り添う

今回のテーマは「保健指導の基本姿勢」とし、保健師の冨山紀代美さん(デパート健康保険組合)に、百貨店やスーパー、ドラッグストア等への職場巡視の際に気を付けている身だしなみや、姿勢、言葉使いなどの保健師としての振る舞いについて話題提供いただきました。「職場巡視の際、保健師が現場へ入ると、良くも悪くも目立つため、現場の人から常に見られていると思い行動してほしい」と冨山さんは言います。

また、保健指導の際の心構えとして、▽保健指導の時間は対象者の時間をもらっていることを意識する、▽対象者を笑顔で迎え入れる、▽対象者が「話しを聞いてもらえているな」と感じる姿勢と雰囲気をつくる、▽最後も笑顔で送り出す、など対象者に寄り添うことが大切としました。

その他、いろいろな職種の人と接することも一人の社会人としての成長に欠かせないと言います。保健師はどうしても専門職同士で集まってしまいがちなため、自分の働く会社や業界のことを知らないで過ごすことも出てきてしまいます。冨山さんは、いろいろな職種の人と接することによって幅広いネットワークができ、そこで「企業ってこういうものなんだ」ということを学んだと言います。

保健指導を受ける立場になってみる

保健師は、保健指導というと、つい教える・指導する側の意識になってしまいがちです。今回のグループワークでは、保健指導を受ける人の気持ちを考えるため、自分が誰かにアドバイスをもらいに行くとき、どんな人に相談相手になって欲しいかについてそれぞれ思う条件を出し共有しました。

また「保健指導を受けた人にどんな気持ちで帰ってもらいたいか」「将来、どんな保健指導ができる人になりたいか」についても考え、自分が目指す保健指導を想像し話し合いました。

村田さんは、「相談する側(対象者)は、単にアドバイスや知識が欲しいというだけではなく、自分のことをわかった上で、自分に合ったアドバイスが欲しい」と言います。そのために保健師は、「その人がどんな人か、どんな性格なのかを知る必要があり、教えることよりも対象者から教えてもらうという立場で接することで、信頼される保健師に近づける」としました。

次回、第3回は11月17日(金)に予定しています。詳細や申込等は、産業保健プロフェッショナルカンファレンスのWEBサイトやメールマガジンにてご案内いたします。

産業保健プロフェッショナルカンファレンスについて

産業保健プロフェッショナルカンファレンスは、若手の産業保健師が将来へ向けキャリアアップするために必要な知識や考え方、技術を習得できる場を提供するプロジェクトです。保健指導リソースガイドとウェルネス・コミュニケーションズ(株)が協力し、発足させました。年4~5回の参加型イベントの開催とWEBによる情報発信、業務に役立つ資料・ツール提供など、年間を通じて産業保健師の「スキルアップ、キャリア形成、ネットワーク」をサポートしていきます。
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